江戸初 語りのある町 真壁

江戸初は茨城県 桜川市 真壁町にある呉服店です。振袖、七五三、祝着、一般呉服等々、着物を扱っているお店です。

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ギャラリー




別の場所にある、石の蔵にも案内して頂き、そこでも雛人形が





この翁の人形の作りが精巧!


女雛人形の飾りも凄い!



インタビュー動画

Q : どのように始まったのですか?

A : 平成15年2月14日に、21軒で始めました。もしかしたら一回で終わってしまうかもしれないと思ったので、パンフレットには第一回と書けませんでした。

 

 

Q : 最初のひな祭りはどのようなことをしていたのですか?

A : 最初は組織も何も作らず、ひな人形を飾ろう。声をかけ始めるところからスタート。

10店舗くらい声をかけて、半分以上は断られたのですが、まさかの「断られた先の女将さん」が「協力するよ」と、返事してくれました。



Q : 各店舗に声をかけていた時に印象に残っていたことはなんですか?

A : 最後の一軒に声をかけた時、そこに住んでいた当時小学6年生のお孫さんが、

「何で私の家ではおひな様飾っていないの?昔は飾ってくれたでしょ

隣のおじいちゃん、おばあちゃんしか住んでいない家で今、飾ってるみたいだよ?」

という声があったこと。


Q : 終わった時はどうでしたか?

A : 飾った家を一軒一軒回ってお礼の挨拶を行いました。そこで皆で情報交換を行うことができました。

 

真壁は当時、石材とお米がおいしい位で、本当に何もない町でしたが、

ひな祭りを見に来てくれた人たちに挨拶をしたり、

もてなしをすることができるんだという再確認を私たちはすることができました。

 

それがきっかけで、少しずつ私たちの町は、「語りのある町真壁」と言われるようになっていきました。



ひな祭りの歴史

平成15年2月4日に「真壁のひなまつり」は始まった。

はじめは町の21軒の家々でひな人形を飾っていた→年々参加者が自然発生増加し現在では160件以上を超える。

きっかけは昔の雛人形があるかという疑問だった。

準備期間1か月  予算0円から

声かけから始まった行事は年を追うごとに町を変えていった。

そして真壁を代表する真壁を紹介する上で欠かせないものとなった。


伝えたいこと

 [初心を忘るべからず]

 真壁の伝統的な昔ながらの町並みを眺めながら、真壁に来た思い出・お土産としてお雛様を見ていただく。

思い思い、これまでの軌跡を振り返るのも良し!町の温かなぬくもりに触れるのも良し!歴史を学ぶのも良し!

地元を振り返ってもらえたらいいな。夢やおじいちゃんおばあちゃんが守ってきたものを語り継いでほしいな


感想

たくさん話してもらったので、色々と知ることができました。お話を書かせていただいた方をはじめとする真壁の方々の人柄が良く温かくなりました。

旧真壁郵便局など実際にレトロな建物の中に入ることもできるため体感することもできます。お話だけでは難しいと感じることも、歴史への興味が薄い方も雰囲気や食事を通して触れることで和を感じられます。2021年はコロナ渦により行えず地元の私たちもさみしさが残りましたが、課外活動をとしてひな祭りを作る方々の思いを知ることができて、来年からのひな祭りは今までと違う角度からも楽しめそうだなとワクワクしました。